行ってきましたCEATEC JAPAN 2006
今年も行ってきましたCEATEC。ちなみに去年はこんな感じ。幕張はやっぱり遠かった。海浜幕張駅はRenesasの広告でいっぱいでした。今回の展示で一番大きな袋をもらえるのはHD DVDブースなので、まずそっちから行くのがおすすめです。
今年の2大目玉はSEDとムラタセイサク君。どちらも混みすぎて見られなかった。誰か代わりに見てきてください。
東芝Cellブースのマーカレスモーションキャプチャー。リアルタイムといっても、目で見てわかるぐらいの遅延はありますが、それでもすごい。影形状(シルエット)と内部モデルとのマッチングでモーションを決定している。カメラは単眼ですが、3次元のモーションがとれていました。Cellならではなのは、SPEで並列にマッチングが行えるので高速に処理が行えること。Cell関連で言うとPlayStation 3もソニーブースに展示されてありましたが、東芝のCellブースに比べると地味な印象。発売直前なんだからもっと派手にやってほしい。
写真はないけど、他に気になったものを紹介します。
日立製作所の動態センサ技術。加速度センサと方位センサを組み合わせた位置推定+動作認識システム。位置推定は100mで5m程度の誤差になってしまうらしいですが、逆にこの仕組みでその程度の誤差で済むのはすごいかも。
同じ加速度センサ関連で日立金属ブースの「球魂」。JAISTの人がやっているVRものです。ボールに内蔵された3軸加速度センサで動きを検出していて、ボールを投げるとスクリーン上で魔球になるというもの。ボールが浮いている間は加速度で動きが取れる(浮いていないと重力のせいでややこしくなると思われる)ということなのか。
東芝の「ウェアラブル睡眠センサ」。脈と加速度センサで睡眠の判定をやっているみたいです。詳しくはインプレスの記事を参照。寝てる間も腕の動きがないというわけではないと思うので、どのように加速度センサの情報を使っているのかが気になります。これで目覚めがよくなるといいんですが。
Pioneerの車載ロボット。明らかにR2-D2を意識してます。
情報大航海関連。Google対抗というように言われていますが、むしろ現在のところはGoogleを補完するもののように感じました。とはいえ、「Google八分」なんてキーワードも出てましたから、プロジェクトとしてはGoogle対抗なんでしょう。
今年はそんな感じでしょうか。なんか加速度関連に偏ってますね。
今日買った本
Make: Technology on Your Time Volume 01
- 作者: オライリー・ジャパン
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 2006/08/24
- メディア: 大型本
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W-ZERO3[es]
W-ZERO3の弱点は片手ではほとんど操作できないことと、拡張性だと思ってたので、この[es]はなかなかよさそう。Willcomにはこの路線でWindows Mobile端末を出し続けてほしい。
加速度センサ KXM52-1050 入手
秋月で売ってる加速度センサ、KXM52-1050 をようやく入手できました。もともとは 14pin の IC ですが、変換基板で 8pin になってます。ICソケット付きで800円。変換後のピンアサインは以下の通り。
番号 | 名称 | 備考 |
---|---|---|
1 | Vdd | 電源入力:2.7V〜5.5V |
2 | PSD | パワーシャットダウン:GNDに接続するとシャットダウン |
3 | GND | GND |
4 | Parity | EEPROMのチェック。無接続でよい |
5 | SelfTest | Vddに接続すると、出力が1G増える。GNDに接続 |
6 | OutX | X軸出力 |
7 | OutY | Y軸出力 |
8 | OutZ | Z軸出力 |
また、変換基板にはコンデンサが4つ実装されています。1つはバイパスコンデンサの0.1uFですが、残りの3つの3300pFは出力帯域を10Hz〜1500Hzに制限しています。
付属の資料の通り、0G のときはほぼ Vdd/2 の電圧が出るようです。